来場数7万人超え ボストン日本祭り

第8回を迎えるボストン日本祭りに行って来た。

ボストン日本祭りは毎年4月下旬の桜が咲く季節にボストンコモンというボストンの中心に位置する公園で行われる。今年(2019年)は京都ボストン姉妹都市提携60周年に開かれたお祭りとなった。

ホームページの説明には以下のようにある。

アメリカへの桜の植樹100年を記念して、2012年に第1回ボストン日本祭りが開催されました。3,500人の規模を想定した第一回は、予想を大きく上回り、15,000人もの来場者にお越しいただいたという初年度から、現在は7万人を超える祭りに成長しました。

最近日本成分が多い我が家であるが、今回の目的もラーメンなどの日本の食べ物だ。人気のお店は長蛇の列となる。今年見た中ではシュークリームのビアードパパが最長の列となっていた。今年最長の列となったのはフリッパーズというパンケーキ屋さんで待ち時間は1時間半だったらしい。

大阪にあるお店あるいは大阪の食べ物が多かったように思う。なにか地域的な繋がりがあるのかもしれない。

Yume Wo Katare は我が家ではボストン日本祭りの定番となっている。もともと京都のお店で、アメリカでは珍しい二郎インスパイア系のラーメン屋さんだ。ハーバード大学やMITから電車で1,2駅の所に店舗があり、店内では店員に促され本当にお客さんが夢を語るという不思議な空間となっている。売上は好調なようだ。(ちなみにボストンは観測史上一度も-40度までにはなってません!> 元記事)

会場ではお箸やおちょこなど日本の小物を売る出店や茶道/生花/将棋などのワークショップ、JAL/ANA/ヤマト/旅行代理店などの多数のブースあった。ステージでは雅楽やダンスなどの出し物があり全体的に非常に賑やかだ。

その中に「令和」Tシャツを発見。河合隼人さんという方のデザインのようだ。ボストンにちなんだイラストがインスタにも多数あり面白い。

植物の苗を売っているお店もあった。我が家ではきゅうり/トマト/大葉/水菜の苗を購入。特にきゅうりは日本のきゅうりらしくアメリカではなかなか買えない代物だ。無事育って食べられるようになるのが楽しみ。

運営している皆様、お疲れ様でした。

メイン州良いとこ一度はおいで

メイン州へ行こう。そう思った最初のきっかけはメイン州のポートランドに日本人が経営しているウニ工場があると知ったからだ。マサチューセッツ州の北端にある我が家からは車で2時間ちょっとだというのも大きい。

ボストンからだとニューハンプシャー州を挟むので少し遠いようにも思うが、ニューハンプシャー州のハンプトンや日本とロシアの講和条約で有名なポーツマスなどいくつかの街を通り抜ければすぐメイン州となる。ボストンからも二時間くらいだ。

最初のきっかけとなったウニ工場は小売店ではないのだが事前連絡しておくと社長が親切に迎え入れてくれる。工場なので入り口がちょっと分かり難いが Becky’s Diner というレストランの横を海側に曲がって真っ直ぐ行くとある。

“OFFICES” と書かれたドアを抜けると鍋に入れると大活躍しそうな魚も置いてあった。どこかのレストランに卸すのだろうか。

ここではこんなお土産が買えてしまう。真ん中のウニはミョウバンを使っていない塩水ウニだ。正直私は日本でも食べたことがない代物だ。

車で行ける範囲でないと直接持ち帰るのが厳しいかもしれないが、発泡スチロールの箱に氷と一緒に厳重に梱包してくれる。運が良いと子どもたちはウニの殻割りも体験できる。オスとメスの食べ比べも試食でさせてもらった。

しかし、これは単なるきっかけに過ぎなかった。メイン州の魅力の一端だったのだ。私が行ったことがあるポートランドを中心に紹介したい。

まずポートランドは町並みがとても綺麗だ。どことなく懐かしい感じがする。

とにかくレストランのレベルが高いのに驚く。どこに入っても美味しいんじゃないかと思えてしまう。そして比較的安価。個人的なお勧めは牡蠣だ。

OYSTER EVENTIDE にはメイン州で取れた牡蠣がずらりとメニューに並ぶ。 人気のレストランで混雑時は2時間待ちもあるとか。食べ比べてみると牡蠣も種類により味わいがまったく違うことが分かる。

日本人オーナーの Miyake というお寿司屋さんも有名だ。おまかせにぎりが $40 とそこそこのお値段である。しかし私が知る行った全ての人が「その価値がある」と言っている。そして「むしろ安いくらいだ」とも。ウェブで検索してほしい。こんなサイトが出てくるはずだ。

ポートランドの街はコンパクトで歩いて一日で周れる。小物を売るお店や大人気のドーナッツ屋さんもある。

もちろんメイン州はロブスターでも有名でありボストンなどで食べるよりも安く食べられる。安いロブスターを食べ歩くのも定番だろう。まるごと茹でられたものでもパンに挟まれたものでも良い。私が行った時はシーズンオフで閉まっていたが高速道路のサービスエリアにもこんな感じのお店があった。また、貝類やクラムチャウダーもお薦めだ。 とにかく海の幸が新鮮なのだろう。

メイン州にはいくつかアウトレットで有名な街もある。ポートランドのやや北に位置するフリーポートもその一つだ。L.L. Bean の本社があり場所としても有名で巨大な L.L. Bean の店舗がある。パタゴニアノースフェイスのアウトレット店舗も存在する。

ツイッターを拝見するともっと北の Camden や Rockland にも素晴らしいレストランがあるようだ。メイン州ならこういうレストランが探せば他にもいっぱいあるのではないかと思えてしまう。

メイン州の北東にアーカディア国立公園と言うニューイングランド地方唯一の国立公園がある。豊かな自然がありハイキング/サイクリン/キャンプが楽しめる。アメリカで最初に日の出が見える場所でもあるのだとか。また夜は光が周りに無いため美しい星空を眺めることができる。ここも行った人の感想を聞くと誰もが素晴らしかったと口にする場所だ。是非行ってみたい。

メイン州は夏はもちろん素晴らしいが冬もウィンタースポーツで観光客を多く魅了する場所でもある。一方でアメリカでは平均年齢が高い州でもあり州は若者を呼び戻そうとしている最中だ。冬は寒さが厳しいが、私の住むマサチューセッツ州も冬は非常に厳しいので、あとちょっと寒いだけという見方もある。今度は是非ゆっくりと再訪したい場所である。

おまけ

野沢菜漬がない!

たまに食べたくなるのだ。野沢菜漬が。個人的に漬物の中で一番好きである。しかしここはアメリカ。なかなか手に入らない。アメリカでは大抵の日本の食材が手に入るのだが、ちょっと良いものやちょっとマイナーなものを手に入れようとすると急激に難易度が上がるのだ。

例えば味噌や昆布などもアメリカのアジア系スーパーで買えるが、大抵は日本のスーパーで売っている一番安い部類のものだ。ちょっと良いものを手に入れようとすると日本から個人直輸入するか出張者などに持ってきてもらうなどの対策を取る必要がある。

漬物もそうでタクアンや高菜や柴漬けなどは比較的手に入りやすい。しかしそれより一段マイナーな野沢菜漬となると入手難易度が格段に上がるのだ。なまモノなので扱いはより難しくなる。

私はアメリカのマサチューセッツ州に住んでいるが、野沢菜漬が手に入る一番近い場所は 片道4時間半かかるミツワニュジャージー店ではないだろうか。ボストンなどでも探したが見つからなかった。次に近いのはもしかしてカナダのトロントかもしれない。これは車で片道9時間もかかる。とにかく野沢菜漬はなかなか簡単には入手できない代物なのだ。

そんな訳で、我が家では一年に一回ニューヨークに家族旅行に出かけるが、帰りには必ずミツワニュージャージー店に立ち寄り野沢菜の漬物を買ってくることにしている。先日の家族旅行でも念願の野沢菜の漬物を手に入れることができた。

心して食し、また来年も健康で変わらずニューヨークへ家族旅行に行き野沢菜漬けを買えるのを楽しみにしたい。

集英社の漫画が英語で読み放題 (ただし日本/韓国/中国を除く)

漫画が読み放題と聞くと海賊版のやばいサービスを連想するがこれは集英社が公式に2019年1月から提供を開始したサービスだ。「世界中で」「英語とスペイン語で」「無料で」日本と同時に最新の漫画コンテンツが配信されると言うかなり野心的なある意味やばいサービスとなっている。

名前は MANGA Plus by SHUEISHA。 iOS/Android のアプリとブラウザから利用可能だ。

ただし日本/韓国/中国は対象外だ。 それらの国では既存のサービスがあるとこの記事には書かれている。日本だとジャンププラスのことかもしれないがワンピースなどの最新話は見られないので、同じサービスとは言えないだろう。(韓国と中国は不明)

英語とスペイン語で現在(2019/04/23)それぞれ57タイトルと28タイトルの最初と最新の3話が大抵のタイトルで読めるようだ。登録も必要とせず広告も今のところ表示されずに漫画を読むことができる。漫画作者に広告収入が直接渡ることを目指すのでいずれ広告は入るだろう。

アメリカ/カナダ/イギリス/ニュージーランド/オーストラリア/南アフリカ/フィリピン/シンガポール/インドでは2018年末に VIZ Manga (別アプリ Shonen Jump Manga & Comics もある) という同様のサービスを開始していたが、MANGA Plus ではそれ以外の国でも同様のサービスが展開された形だ。

VIZ Manga にはさらに定額で10,000話以上が読み放題というサービスもある。月額$2だ。ワンピースなど全話読めそうなのもあるが、ドラゴンボールなど途中まで定額制で続きを読もうとすると電子書籍購入へ誘導されるものも多い。このあたりは月額がもっと高くても良いのですべて読めるようにしてもらえるともっと安心して楽しめるかもしれない。 MANGA Plus では今のところ電子書籍購入への誘導すら無い。

これらのサービスは日本からは前述の通り利用できない。私が住んでいる場所はアメリカだが試しに VPN で日本に接続しブラウザ版の MANGA Plus にアクセスしてみると以下のようなページが表示された。

しかしアプリ版では MANGA Plus も VIZ Manga も日本の IP アドレスから問題なくアクセスできることを確認した。当然だが利用の判断は自己責任で行ってほしい。

Netflix だの Amazon だのにコンテンツ配信サービスの部分を独占されると、コンテンツホルダーとしては首根っこ掴まれた感じだろう。一方で日本の出版社は海賊版のもぐらたたきに徹して世界に向けたサービスにはあまり積極的ではなかったように見える。しかし MANGA Plus by SHUEISHA では集英社自身がコンテンツの世界同時配信をするという野心的なサービスとなっており、世界での漫画の読まれ方が変わる可能性を秘めている。

ニューヨークへ行きたいか!!

「ニューヨークへ行きたいかーっ!!」で予選の開催が始まる大人気のクイズ番組がもうだいぶ昔にあった。そう問われれば多くの人が「行きたい!」と答えるはずだ。しかし、人はなぜニューヨークへ行きたいと思うのだろうか。

知力、体力、時の運をフルに使い「日本一のクイズ王」であることを証明するため。自由の女神/タイムズスクエアなどアメリカの「中心」を体験するため。ミュージカルなどを堪能するため。ジャズクラブなどでナイトライフを楽しむため。MLBなどのスポーツを観戦するため。美術館や博物館巡りをするため。服やコスメなどの買い物をするため。 人がニューヨークに行きたいと思う理由は実に数多くあるはずだ。

しかし、今回マサチューセッツ州の郊外に住む我が家が旅行先としてニューヨークを選んだ理由はそれらのいずれでもない。我が家が「ニューヨークに行きたい!」と思った理由は

ニューヨークにある日本成分を堪能したい。

ほぼそれに尽きる。

日本人がわざわざアメリカに来たのならハンバーガー/パンケーキ/ステーキ/ロブスターなどアメリカでしか食べられないものを多くの人が選ぶはずだ。しかし、今回の我が家の旅行は3泊4日で朝食を除く全てを日本食とした。なぜならアメリカに住んでるから。アメリカに住んでいるくらいなのでアメリカ成分はもちろん嫌いではない。むしろ好きだ。しかし十分に足りているのも事実。足りないもの、それは日本成分だ。

気軽に行ける「日本」としてのニューヨークで日本成分を満喫する。それが今回の家族旅行の目的。そんな旅行記を残してみる。 (つづく)